現在、どのようなお仕事をされていますか?
研究開発部門で、おもにサプリメントの処方開発に従事しています。商品企画部門からの相談を受けて、原料の探索・選定や処方案の作成、試作品の評価といった商品の中身(フォーミュレーション)から、食品表示や配合成分データの資料作成といった商品の外側(パッケージング)に至るまで、幅広い業務を行なっています。また販売促進に関わる業務にも携わっており、成分のデータ収集や説明資料の作成なども担当しています。
私が人々の健康や美容をサポートする仕事に強く惹かれるようになったきっかけは、大学時代に遡ります。一人暮らしを始めて自炊するようになると、肌荒れや体調で悩むことが増えました。このとき、母が用意してくれていた食事のありがたさや栄養バランスの大切さを痛感し、健康のために食事に気を配り、DHCのサプリメントを摂取するようになりました。この経験から、多様な健康食品を手に取りやすい価格で提供し、広く健康に貢献しているDHCの事業に興味を引かれるようになり、入社を決意しました。
成長を実感したのはどんなときですか?
試行錯誤を重ねて商品を世に送り出したあとや、ひとつのプロジェクトを終えたときに、一区切り終えたという達成感と成長を感じます。
サプリメントは体内に取り入れるものなので、原料選定では有効性や安全性を厳しく追及するなど、細部にまで注意を払わなければなりません。商品の開発スケジュールにもよりますが、コンセプトによっては半年くらいかけて原料を探索することもあります。深い思い入れがあるからこそ、商品が完成するたびに大きな達成感を得られるのだと思います。
また、開発案件やプロジェクトはひとつとして同じ進め方のものはなく、未経験の課題が発生することが多いため、その都度柔軟な対応が求められます。入社当初は慌てることもありましたが、4年目の今はこれまでの経験や周囲のアドバイスをもとに、困難なことでも落ち着いて乗り越えられるようになりました。開発経験を重ねるごとに、自身の成長を実感しています。
現在は、1~2年先に発売予定の新商品開発を3件ほどと、既存商品を維持するための業務などに携わっています。進行中の新商品やリニューアル商品がお客様の手に届く日を心待ちにしながら、努力を積み重ねてさらなる成長を図りたいと思います。
今後はどのようなことに取り組んでいきたいですか?
これまでどおり、DHCが掲げる「しあわせを、ふつうに。」と「ウェルビーイング」を追及し、安心・安全なサプリメントの開発に力を尽くしたいと思います。原料の有効性や安全性についてはもちろんのこと、体内での吸収性や飲みやすさなどにもこだわり、飲む人にやさしいサプリメントの開発に取り組んでいきたいです。
また、美と健康をサポートする企業として、栄養素に関する知識の普及にも力を入れる必要があると感じています。サプリメントはあくまで「補助食品」であり、ふだんの食事が栄養摂取のベースになります。そのため、研究開発部門から「上手な食事の摂り方」や「サプリメントとの付き合い方」などの有益な情報を発信して、お客様がご自身の体を見つめ直すきっかけづくりにも貢献できたらと思います。
コールセンターをはじめ、お客様対応の部門から、自分が手がけたサプリメントについてのよい評判や、「嬉しい効果があった」などの喜びの声を聞くと、仕事の意義とやりがいを感じモチベーションが高まります。これからもDHCの使命を心に刻み、誇りを持って高品質な商品開発に取り組んでいきたいです。
Dairy Schedule
09:00
始業
メール、チャット、スケジュール、To doを確認
10:00
会議
Webまたは対面で部内・部外と打ち合わせ
12:00
昼食
研究所内の自席でお弁当
13:00
資料作成/実験
開発進行中の商品の資料作成、基礎研究の実験
15:00
取引先と会議
原料メーカーやOEM企業などと打ち合わせ
17:00
終業
次の日のTo doを確認し帰宅