現在、どのようなお仕事をされていますか?
入社以来、品質管理部門で、機能性評価試験をはじめ、既存商品に新たな訴求点を見出すためのエビデンス取得や、品質管理などを担当してきました。また現在は、商品企画部門が考案した新商品の優位性を訴求するため、新たな試験方法の確立や表記の統一化にも取り組んでいます。周囲の方々にサポートいただきながら、商品開発に貢献できていることにやりがいを感じています。
DHCに入社する前は、関西の化粧品メーカーで4年ほど、商品の機能性評価試験やブランドストーリーにつながる基礎研究(女性社員の肌測定や消費者の効果実感メカニズムの研究)に従事していました。結婚を機に東京に戻ることになり、転職を決意したタイミングに、ちょうどDHCの機能性評価担当者の求人を見つけました。機能性評価業務は、化粧品関連業務のなかでもとくに専門性が高く、限定された分野のため人材募集はほとんど行われません。これまでの経験を活かせる希少なチャンスであり、第二創業の変革期で多様な挑戦機会がある環境に魅力を感じ、ぜひ貢献したいと考え入社を決めました。
成長を実感したのはどんなときですか?
社内でまだ確立されていない評価基準を一から構築し、それを用いて開発品の強みをしっかりと伝えられたときに、大きな達成感と成長を実感します。
新たな評価基準を確立することは、非常にチャレンジングなことです。とくに、新商品の機能性を正しく評価し、それをわかりやすく魅力的に伝える方法を模索する過程では、創造性と分析力を駆使する場面が多く、常にやりがいを感じます。評価体系を構築するには、技術的な知識だけでなく、開発者や企画者が商品に見出す価値や、ターゲット市場や顧客のニーズを理解することが非常に重要です。そのうえで、評価方法を考え、結果を魅力的かつ説得力のある形で伝えるにはどうしたらいいかを検討する必要があります。
試行錯誤を重ねて作り上げた評価基準が社内で活用され、次の商品の品質向上や企画開発につながる場面を目にすると、自分の仕事がチーム全体や会社全体に役立っていると実感します。ほかのメンバーと協力しながら、自分の専門性を活かして会社の成長に貢献できることは、私にとって大きなやりがいであり、モチベーションの源になっています。
今後はどのようなことに取り組んでいきたいですか?
お客様にさらにご満足いただけるよう、「しあわせを、ふつうに。」を体感できる商品とはどのような商品で、どんな価値や効果を持つかを見出す研究に取り組み、最終的には商品開発に落とし込むことを目指しています。
その最初の試みとして、感性評価に生理的指標を取り入れたユーザー調査を始めています。DHCの商品を長く愛用されているお客様が、どのような点に満足し、しあわせを感じているかをていねいに紐解くことで、ブランドの持つ価値を再発見できるのではないかと考えています。
化粧品を使うことで、しあわせを感じられる瞬間はたくさんあります。その瞬間を増やし、質を高めるような研究を積極的に進め、DHCが掲げるウェルビーイングを実現していきたいです。
また後輩の育成も任せられているため、皮膚科学の知識に関することや、測定機器の原理の説明、人の肌を測定する際の被験者の選び方や測定時の注意点などをマニュアルにまとめ、スムーズに業務を遂行できるようサポートしていきたいと思います。
Dairy Schedule
09:00
始業
メールチェック、1日のスケジュール確認
10:00
他部門との会議
企画者や開発者と新商品のコンセプトや訴求点、処方について打ち合わせ
12:00
昼食
基本的にはデスクでお弁当
13:00
文献調査、試験
評価方法を設計し、商品の機能性を検証
15:00
試験報告書の作成
試験データを解析し、報告書を作成
17:00
終業
退社後、ジムで筋トレや友人と食事をしてリフレッシュ